遺伝子コラム 2019.05.18 土

子供の遺伝子検査のデメリット|解析を行う前に知っておくべき危険性

子供の遺伝子検査には3つの重大なデメリットがあります。生命保険に入れなくなる可能性や雇用の際の問題、結婚時の問題と今はまだ問題がなくても遺伝子検査により個人情報が漏洩してしまうと将来的に様々なリスクを負う危険性があります。そのデメリットについて見てみましょう。

遺伝子検査で子供の才能を調べたり、親子鑑定ができたりと様々なメリットが多いのですが遺伝子検査にもデメリットは存在します

デメリットが気になって踏み切れないという方のために子供の遺伝子検査の概要からデメリットについて詳しく紹介します。

そもそも遺伝子とはどんなものなの?という方は、「染色体・DNA・ゲノム・遺伝子の違いを解説!」こちらの記事をまず確認してから読み進めてください。

子供の遺伝子検査について

子供の遺伝子検査

子供の遺伝子検査は主に、子どもの教育を目的としたサービスが一般的です。

遺伝子検査によって子供の能力や才能がわかるので子育てや教育の参考にもなります。

子どもに潜在能力の高いことへのチャレンジをさせてあげたり、親として適切なアドバイスをしてあげたりすることもできるのでここ数年で注目を浴びています。

遺伝子検査で子供の「才能」を知りたいと考えている方は、どんな才能がわかるのか、検査内容から分野の違いまで詳しく理解することができる「遺伝子検査で子供の才能が解る!検査内容・分野の違いまで詳しく解説」こちらの記事も合わせて読んでみて下さい。

遺伝子検査に種類はあるのか?

遺伝子検査の種類

遺伝子検査そのものの種類には、上でも説明した才能や能力を解析することができるものから、体質や肥満、肌質を調べることができるもの、病気や疾患を調べることができるものなど様々な種類があります。

この遺伝子検査の解析技術は、医療の現場などでは主に3つの目的で用いられます。

  • ・病原体遺伝子検査
  • ・ヒト遺伝学的検査
  • ・ヒト体細胞遺伝子検査

どのような検査なのか詳しくみてみましょう。

病原体遺伝子検査

病原体遺伝子検査
病原体遺伝子検査とは、ウイルスや細菌・微生物などの人間に感染症を引き起こす外来性の病原体の核酸を検出して解析する検査です。

ヒト遺伝学的検査

ヒト遺伝学的検査
ヒト遺伝学的検査は、ガン細胞の遺伝子の構造異常等を検出する遺伝子検査で、疾患病変部や組織を対象に、病状とともに変化する一時的な遺伝子情報を明確にする検査です。

ヒト体細胞遺伝子検査

ヒト体細胞遺伝子検査
ヒト体細胞遺伝子検査は、単一遺伝子疾患や多因子疾患、個人識別に関わる遺伝学的検査、薬物に対しての効果や副作用および代謝などをゲノム(ミトコンドリア)内の生涯変化しない、その個体そのものの遺伝学的情報を明らかにする検査です。

遺伝子検査によって才能や病気のかかりやすさなどを調べる場合はこの遺伝子検査になります。

子供の遺伝子検査には3つの重大なデメリットがある

デメリット

子供の遺伝子検査は、自分のこどもの才能や能力を早い段階で知ることができるので、物事への天才的吸収力の時期と呼ばれている0~3歳で、子供に合った習い事をさせてあげることができます。

また、病気や疾患に対しての耐性や障害などを調べる出生前鑑定など様々なメリットもあります。

しかし、この遺伝子検査にデメリットはないのかと疑問に思いますよね。

遺伝子検査の最大のデメリットは、重要な個人情報を検査機関・会社に渡してしまうことにあります。

国内の信用できる検査機関や会社であれば問題はないのですが、海外などで検査を行っている会社に依頼してしまうと子供の情報が漏洩してしまう危険性があります。

現在はまだ問題がないとしても、遺伝子検査により個人情報が漏洩してしまうと将来的に様々なリスクを負うこととなってしまう可能性があります。

  • ・生命保険に入れなくなる可能性
  • ・雇用の際の問題
  • ・結婚時の問題

具体的にどのようなことなのか見てみましょう。

生命保険に入れなくなる可能性

生命保険
遺伝子検査をおこなうことで、その人物の病気のかかりやすさなどもわかるので、その人が長生きするのかが大体予想できてしまいます。

今後の技術や化学、医学の進歩によってはより詳細にわかるレベルまで検査できるようになることでしょう。

遺伝子情報が漏洩して、営利企業である生命保険会社などにわかってしまうと、生命保険に加入したくても加入できないといった問題が起こる可能性があります。

雇用の際の問題

雇用の問題
こちらも“生命保険に入れなくなる可能性”に似ていますが、遺伝子情報が漏洩することで雇用の際に差別を受けてしまう可能性もあります。

会社としてもせっかく人を雇うのであれば病弱な人で休みがちになる方よりも健康体の方を好むことがほとんどであるためです。

結婚時の問題

結婚問題
将来のパートナーを選ぶとき、見た目や性格、相性などで決めるかと思いますが、将来的に個人の遺伝子情報までがわかってしまった場合はどうでしょうか。

しっかりと個人情報を管理している会社などであれば問題ありませんが、漏洩のリスクの高いよくわからないような海外の会社などになれば漏洩のリスクも高まります

将来的にその情報がネット上で簡単に検索できるようになったとしたら、パートナーの遺伝子情報がわかってしまうようなことがあれば、下手をすると結婚時の問題にまで発展してしまう恐れがあります。

遺伝子検査の上手な活用方法

家族の笑顔

遺伝子検査のデメリットだけを見るととても恐ろしく感じるかも知れませんが、上手に活用することで「親・子供」共に様々なメリットを得ることができます。

幼少期は上手くコミュニケーションが取れないので子供の才能になかなか気づいてあげることができません。

しかし、遺伝子検査を用いて気づかなかった子供の才能や能力を早い段階で知ることができれば、親として適切なアドバスができるので、潜在能力の高いことへのチャレンジをさせてあげることができます。

子供のもつ特徴や傾向を知ったり、子どもに合った習い事や子育て方法を探索しやすくなったりもします。

遺伝子検査を行うような場合は、日本にある信頼できる機関や会社でおこなえば、個人情報漏洩のリスクを回避することができるので、子育て・教育の参考として利用してすることができます。

まとめ:子供の遺伝子検査のデメリット

子どもの遺伝子検査には親や子供にとって様々なメリットがある反面、遺伝子という個人情報漏洩のリスクといったデメリットも存在します。

そのため検査をする場合は国内の信頼できる機関や会社で行うようにして下さい。

個人情報漏洩のリスクさえしっかりと回避することができれば、遺伝子検査は「親・子」どちらにとってもプラスになります。

子供の才能がわかる遺伝子検査については「遺伝子検査で子供の才能が解る!検査内容・分野の違いまで詳しく解説」こちらに詳しくまとめてあるので気になる方は確認してみて下さい。

また、遺伝子検査を行うメリットについては「遺伝子検査を行うメリットとは?活用の方法を解説」こちらにまとめてありますので合わせて読んでみて下さい。