遺伝子コラム 2019.05.10 金

子供の病気や疾患は遺伝子検査でわかる|遺伝子疾患はなぜ発現する?

遺伝子検査は子供の病気に対する耐性を調べることもできます。遺伝子疾患や遺伝病を持つ子供はなぜ生まれてくるのか、子供の病気がわかる遺伝子検査キットとはどのようなものなのか、このページで全て解決するはずです。

遺伝子検査で子供の病気のかかりやすさを調べたいという親も増えてきました。

その理由のひとつに、遺伝病を持つ子供が生まれてくる可能性は十分にあるということが挙げられます。

ちなみに遺伝病とは「遺伝性の病気」のこと。遺伝性の病気とは遺伝子の変化が原因となって発症する病気を総称していいます。

遺伝子検査では、DNAのわずかな違いであるSNP(スニップ)を調べることで、病気のかかりやすさや、体質の遺伝的傾向がわかったりします。

今回の記事では、遺伝子検査キットを用いることで子供の病気の発症リスクや体質の遺伝的傾向を知ることができる理由について詳しくまとめました。

子供の遺伝子検査・病気について

子供の病気

自分に遺伝性の病気がある場合、子供にその病気が現われるのかが心配な親も多いのではないでしょうか。

一言で遺伝子検査といっても、様々な種類があり、調べられる項目も変わってきます。

遺伝子検査を用いることで、子供の才能や能力がわかるだけでなく、病気の発症リスクや体質までも詳しく調べることができます。

遺伝子検査による子供の才能や能力については「遺伝子検査で子供の才能が解る!検査内容・分野の違いまで詳しく解説」こちらの記事で詳しく紹介しているので気になる方はチェックしてみて下さい。

遺伝病を持つ子供が生まれてくる可能性

遺伝病の可能性

遺伝病・遺伝子疾患はなぜなるのでしょうか。

私たちヒトの遺伝子(染色体)はペアになっており、1本の染色体には数百から数千もの遺伝子情報が含まれています。

人間のすべての細胞には23対で合計46本の染色体が入っているのですが、一方の染色体に異常があったとしても、もう一方が正常な状態であれば、遺伝子疾患として発症しないことがあります。

しかし、発症はしなくても異常を持った状態なので、その遺伝子変異を持つもの同士が結婚し子供が出来た場合は、遺伝病を持つ子供が生まれてくる可能性があるのです。

遺伝病を持つ子供が生まれてくる可能性の特徴をあげると、

  • ・病気に関する遺伝子情報は50%の確率で伝わる
  • ・男性や女性、性別による差はない
  • ・病気や疾患の原因となる遺伝子の変異は世代ごとに発症・発現する

つまり、親側が病気や疾患があり、ごく軽い症状の場合でも、自分の子どもで強い症状がでるようなこともあるので注意が必要です。

遺伝子検査で子供の病気のかかりやすさがわかる

病気のかかりやすさ

遺伝子検査は、ヒトに感染症を引き起こす危険性のある病原体、ガン組織などの悪性腫瘍、親から子供へと受け継がれる病気や体質などの3つの病気に対して詳しく知ることができます。

この子供の病気のかかりやすさなどを調べる遺伝子検査では、細胞を採取して遺伝子の変異を調べることで子どもに遺伝子変異がないのかを明らかにします

病院や検査機関によって細胞の採取方法は異なりますが、医療機関などで行う検査の場合は、血液中の細胞から調べることが多いのですが、医学や化学の進歩により、最近では、綿棒による口内粘膜の採取や唾液、皮膚、爪、髪の毛などからも調べることができるようになりました。

自宅で採取して郵送することで遺伝子検査を受けることができる遺伝子検査キットでは、このような綿棒を使って採取するものや唾液による検査が一般的となっています。

子供の病気がわかる遺伝子検査キット

病気を調べる遺伝子検査キット

遺伝子検査キットには病気や疾患を知りたいという場合だけでみてもさまざまな種類があります。

ガンなどの腫瘍を遺伝的レベルで調べることで発症のしやすさを解析できるものから、生活習慣病の発症のしやすさがわかるもの、遺伝的要因が高いとされている薄毛・AGAのなりやすさを調べられるもの、肌荒れや肌老化の要因となる肌質遺伝子、太る要因を遺伝子レベルで調べることができる肥満遺伝子検査などがあります。

また、当サイトではこれらの遺伝子検査キットでおすすめのもの、費用などをまとめた「子供の能力を知るためにかかる遺伝子検査の費用まとめ」も紹介しているので合わせて確認してみて下さい。

遺伝子検査で病気・疾患を正確に診断できるのか?

正確性

遺伝子検査を行うことで対象の病気や疾患を100%の確率で診断ができるかと言うと、現在の研究段階の遺伝子検査では異常が見つかる確率は70%~80%ほどです。

その理由には、病気の原因遺伝子は一種類とは限らないため、異なる遺伝子の異常によって同じ病気の原因となることもあるからです。

病気や疾患などの原因となる遺伝子は、全ての病気に対して、完全に見つかっているわけではないので、調べた遺伝子に異常が見つからない場合であっても、その病気でないとは言い切れないからです。

そのため、原因となる遺伝子があまり見つかっていないような研究段階の遺伝子検査は、異常が見つかる確率も低いということなのです。

まとめ

今回は、遺伝子検査キットを用いることで子供の病気の発症リスクや体質の遺伝的傾向を知ることができる理由について紹介してきました。

自分に遺伝性の病気がある場合、子供にその病気が現われるのかが心配な親も多い中、現代では遺伝子検査を用いてで子供の病気の発症リスクを知ることができます。

親として子どもの病気や疾患のリスクを早い段階で知っておくことで今後の対策にも役立つはずです。