遺伝子コラム 2017.05.17 水

遺伝子検査を受ける前に知っておくべきこと。デメリットなどの情報を紹介。

遺伝子検査では人のあらゆる能力や才能などがわかることで今話題になっていますが、デメリットがあることを知っていますか?今回は、これから検査を受ける方に知っておいて欲しい情報をまとめました。ぜひ参考にして下さい。

遺伝子検査

今徐々に遺伝子検査を受ける方も多くなりつつあり、現在は認知度も高まっています。

そのためか、最近になって遺伝子検査に対する興味があるり、使用を検討している方も多いようです。

ではそこで、遺伝子検査にデメリットはないのでしょうか?

徹底検証です!

遺伝子検査とはいったい?

遺伝子検査

遺伝子検査とはいったいなんなのでしょう。

人には必ず、遺伝子が存在しますよね。

その遺伝子とは、簡単に言ってしまえば、らせん状のひものような形状のDNAに並ぶA,T,C,Gといった塩基配列を「遺伝子」と言い、その遺伝子がタンパク質を形成することから、身体の設計図とも言え、また個体差を分けるのも遺伝子なのです。

今、たくさんの通販型の遺伝子検査キットが市販され、だいぶ安価になったことからも、遺伝子検査キットを取り寄せ、口腔内の頬を粘膜でこするなどしたものを返送し、遺伝子検査の結果を待つという検査を行う人も増えています。

それらは、例えば肥満の予防・改善にも役立つでしょうし、病気リスクが高いと検査結果が出たら、生活習慣を改める、運動を取り入れる、こまめに検診を受けるようにするなど、予防にも大変効果があり、役立つと思います。

また自分のルーツを知ったり、子供の才能がどこにあるか、芸術的な才能はあるか、どんなスポーツが得意なのか、もしくはカップルの相性を診断する、そのカップルにおいて免疫力の強い子孫を残せるかなど、有意義な検査もあり、また自分への「興味」を満足させるような検査結果も知ることができます。

なので、いろいろな項目ごとに可能性が知れるというメリットはあります。

また将来の薄毛や女性であれば肌の診断結果も得られ、それらも大いに役立ちそうです。

遺伝子検査の問題点やデメリット

遺伝子検査デメリット

デメリットについていくつか挙げてみたいと思います。

厳密に言うと診断ではない

注意として市販されている遺伝子検査キットは、医療のものではないのです。

企業が行っているサービスです。

するとそこにどんな問題が起きるのかというと、医療ではなく、サービスであるという点から、例えば検査を受けた時点で肺がんに罹患していたとしても、「あなたは現時点で肺がんです」という「診断」を行うことができないということもあります。

病院で行われている遺伝子検査とは違いが大きいのです。

病院で行われる遺伝子検査とは医療ですから、医師から病気の診断や説明も受けられますし、その他、がんなどであったら、どんな薬が効くのか、なども検査結果から分かるのです。

つまり現段階において、市販の遺伝子検査の結果の対象はその人の健康状態ではなく、未来の予測、それに対する予防を情報提供しているに過ぎないのです。

個人情報の漏洩の危惧

遺伝子とは、それを持つその人独自のその人を作っている個人の情報です。

そのため、必ず匿名性を守らなければならないものであり、個人情報の流出などあってはならないことです。

その遺伝子の情報とは、顔、住所、氏名、指紋などより、さらにハイレベルな個人情報なのです。

その個人情報を解析し、そのデータを集めるのは、他でもない遺伝子検査を行う企業なのです。

また個人情報が流出してしまった場合を考えてみましょう。

まず挙げられるのは3つあります。

  • 保険へ加入に不利となる
  • 雇用
  • 婚姻

などです。

保険の加入に役立てたいと遺伝子検査を行なったら、その情報が保険会社に漏れていたということも絶対に避けたいことですよね。

ましてその遺伝子の情報から、雇用や婚姻に差別が生じるべきではありません。

その遺伝子検査を行っているのが「企業」であることに少々の危惧を感じますが、遺伝子検査を行う企業にはきちんとした倫理観を持って個人情報の取扱いには十分に気を使ってもらいたいものです。

「遺伝子差別」、そのようなことは絶対に避けなければなりません。

遺伝子検査を行なっている会社は、信用できる会社なのか、また個人情報保護についてどの様な対策をしているのかという点も大切です。

遺伝子検査の企業ごとの結果のばらつき

遺伝子は生涯変わらないものだということはご存知の方も多いでしょう。

私達が受け継いだ遺伝子は個体差を決定する物でもあり、生涯変わることのないものです。

けれど1人の人間が各機関の複数の遺伝子検査を受けた場合、検査結果の内容が異なるということがあるのです。

それは何に起因するのでしょうか?

市販の遺伝子検査キットで、各企業が解析するのは、DNAをつなぐ塩基配列です。

それはさきにもお伝えした通り、A,C,T,Gといった単1の塩基を解析します。

その単一の塩基配列の違いによって、各企業独自にそれまでのサンプル、学術論文を参考に、例えば「肥満体質はリンゴ型」という風に解析しているので、解析する遺伝子が違っている、解析に使う塩基の数が違う、ということによって、遺伝子から得られる情報も違ってきてしまうのです。

遺伝子検査のこれからの未来像

遺伝子検査

確かに現時点では遺伝子検査はまだ、成熟していないという点も見られますね。

ですが、例えば病気の治療のノウハウは、その病気に罹患した患者さんの蓄積された遺伝情報があったからこそ、その治療法が確立していくのです。

そのように、もし将来的に遺伝子検査がとても有効で、個人情報の守秘義務も守られ、なおかつ遺伝子のサンプルが集まれば、高い確率でその遺伝子に基づいた、正確な病気リスクの予測も可能になっていくでしょう。

そのような未来が訪れることによって、遺伝子検査は病気を回避する方法として、病気の発症を抑える有効な手段として、確立するはずです。

遺伝子検査デメリットとはまとめ

遺伝子検査

遺伝子検査にはまだ、未成熟な面も見られるようですね。

けれどそのサンプル、学術論文がアップデートされることによって、的確な解析も行われるようになるでしょう。

あなたは今、遺伝子検査を受けますかor受けませんか?

この記事の中をよく考えていただいて、決めてくださいね!