基礎知識 2017.04.26 水

遺伝子検査を行うメリットとは?活用の方法を解説

遺伝子検査を行うとすると当然メリットに目が行きますよね。でももし自分に疾病リスクがあると知れば、それを予防するよう努めることもできます。他にもあるさまざまな特徴などを詳しくご紹介していきます。

dna

最近遺伝子検査が注目され人気です。

遺伝子検査を行えば単純に大きなメリットに目がいきますよね。

疾病リスクがあると知れば、それを未然に防ぐよう努めることもできます。

けれどまだ現段階での遺伝子検査は精度がまだまだだという意見も聞きます。

記事の情報を参考にしていただいて、遺伝子検査を受ける・受けない、の判断材料にしてみてください。

遺伝子と遺伝子検査とは?

遺伝子検査

まず私たちの細胞一つひとつには核と呼ばれるものがあります。

そしてその中にはらせんを描いた2本のヒモがあり、そのヒモの間には対となる塩基が存在します。

その対は常にA、T、G、Cと名付けられ、4パターンに別れて常に対になって並んでいるのです。

この塩基の並び順を「遺伝子」と呼び、遺伝子は遺伝の1単位なのです。

そしてその遺伝子が数千個から数万個のまとまりとなったものが、タンパク質の設計図となっているのです。

このまとまりですが、ヒトには約2万から2万5千のまとまりがあると言われているのです。

それが遺伝子が「身体の設計図」と言われるゆえんで、ヒトの身体には、60兆個の細胞があるとされているのです。

遺伝子検査とは何?

市販の遺伝子検査ではタンパク質を作る、まとまりを検査したり、また染色体をつなぐ塩基の1つ、A、G等を調べることもあります。

多くの市販される遺伝子検査とは前者のタンパク質の設計図、「まとまり」を検査するのではなく、1文字単位の塩基の1つを調べることが多いようです。

そして市販の遺伝子検査では現在に提出されている論文とまだあまり蓄積されていない、データを用い、C、T、A、Gの塩基の1文字のデータから、疾病リスク、生活習慣病のリスク、がんのリスクなどを、解析して提供するというものなのです。

遺伝子検査を行ってどんなメリットが得られる?

遺伝子検査のメリット

遺伝子検査は上記のような方法で診断されますが、やはり検査結果の内容で疾病、生活習慣病、がんの危険などがわかれば、それに対処し予防ができるという部分が大きなメリットだと思います。

例えばこういったものを食べ続けることによって、肥満になりますよ、特定の病気に罹りやすくなりますよ、という診断結果が出たら、それは無視できず、実際に原因を日々の習慣の中で対策しようと、誰しも思うと思います。

またそのデータの蓄積から判断される1文字単位の遺伝情報によって、おおよその体型の傾向も提供されることがあります。

たとえその診断と、自分自身が合致していなくても、例えば「それは自分の送っている食生活などから来ているのだな」というように単に占い的な意味も含めて、楽しむこともできますよね。

万が一にも検査結果のデータはもれてはいけない

例えば、保険に加入する際に、遺伝子検査を利用することもあると思うのです。

がんに罹るリスクが高いと出た場合は、やはりがん保険に入ろうと思うでしょうし、3大疾病が発症するリスクが高いと診断されれば、それに適した保険に入ろうと考えると思います。

ところが検査を行った機関がそのデータを漏らしてしまった場合、その情報を確認されて保険に加入するための費用が高くなる、もしくは保険に加入できないなどのリスクもあり得るのです。

やはり保険会社は慈善団体ではありませんから、健康状態が良好である時間が長く続き、その間に保険料を支払ってもらえるという人を優先させることもあり得ますよね。

また雇用や結婚の問題もあります。

就職をしたらスキルをアップしながら、ステップアップし長く働くのが、雇用者のメリットとなりますよね。

ところが検査結果が良好なものではなかった場合、その診断結果を雇用者が知ることによって、就職も難しいということもあり得ます。

また結婚の場合、子孫を残そうというカップルも多いでしょう。

すると遺伝的に病気のリスクが高い男性・女性と結婚する前にためらうケースが出てくることもあり得ます。

それは自分自身の子孫が、強く、病気リスクの少ない子孫を残したいという本能的な思いかもしれませんが、それによって男性・女性とも結婚が不利になるということは残念ですよね。

つまり遺伝子の検査というものはその人だけのもので、究極の個人情報でありメリットにもデメリットにもなりうるものなのです。

それは顔、住所、指紋よりも、もしかしたらトップクラスの個人情報と言えるのかもしれません。

企業が行っているのが、現在の遺伝子検査なので、その点はたとえ事業の状態が悪化したとしても必ず、守ってほしいのが「個人情報を漏洩しないこと」という点です。

病院で行われている遺伝子検査との違い

遺伝子検査

病院や医療機関で行われている遺伝子検査は、先に出てきたタンパク質の遺伝情報を調べるというものです。

市販の遺伝子検査とはまったく違うものと言っていいでしょう。

病院での医師が行う遺伝子の検査、がんなどと関連のある検査は「病気の診断」であり、「薬が効くか調べる」、「遺伝する病気なのか否か」という目的で行われるものなのです。

つまり病気が発覚した時点で、遺伝するのかを調べ、そして治療法を探っていくというのが病院で行われる遺伝子検査と言えるのです。

現段階では市販の遺伝子検査でデータを集めている!?

遺伝子データ

市販の遺伝子検査を試してみると分かるのですが、意外に思うほど、膨大な質問に応える必要があるのです。

アンケートに答えなければ、遺伝子検査を申し込めない、検査結果を知ることができないというケースもあるのです。

その中には一見無意味に思えるアンケートや、個人的に答えたくない項目もあることもあります。

なぜならそれは現在の遺伝子検査が精度が良いとはいえないことと関係があるのかもしれません。

いま遺伝子検査を行っている機関は、膨大なデータや検体の数、サンプルを増やしていっている過程なのでしょう。

すると私たちが病気やケガをすることで、それらが研究され、医学の進歩に貢献してきたように、あながち今の段階で遺伝子検査を否定すべきではないと思われるのです。

そして上でもお伝えした通り、現段階の遺伝子検査の結果は大いに役に立ちますよね。

疾病のリスクがあるという診断結果が出た場合、生活の乱れを直し、不摂生をしないようにすると思いますし、ダイエットの指針にしたりと、将来罹る恐れのある疾病に対しての心がまえ、予め対策をとることもできます。

その点だけを取っても市販の遺伝子検査は現段階でも有効であって、また遺伝子検査を受ける人が増えれば増えるほど、そのサンプルも増え、さらに遺伝子検査の精度は増し、将来の予防医学に貢献できることもまた確かなのです。

【まとめ】

遺伝子検査まとめ

やはり現段階の市販の遺伝子検査であっても、その活用の可能性は大きいと思います。

遺伝子のサンプルの蓄積によってこれからさらに遺伝子検査は必須なものとなりえます。

そしてそのサンプル収集に貢献できるわけですから、今受ける遺伝子検査にも大きな意味があると言えるでしょう。

今後、日本で遺伝子検査が当たり前になる未来もそう遠くはないのです。